頭痛を訴える方は非常に多いです。ただ、頭痛の原因の中には生命に関わるような疾患もあります。 大半の方は慢性頭痛（一次性頭痛）という生命に関わるようなことはない頭痛ですが、中には二次性頭痛という疾病を原因として発症する頭痛もあります。 特に二次性頭痛の場合には、原因を突き止めて早急に治療に当たる必要があります。

当院では主に土曜日に外来で片頭痛に対する治療を積極的に行っております。一次性頭痛には、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛があります。片頭痛は日常生活への影響が大きく様々な誘因によって引き起こされます。まずは問診し、必要と判断した際には頭部の画像検査を行います。

一次性頭痛の場合には原因不明の場合が多いですが、身体的・精神的ストレスが一因と考えられています。 他方で二次性頭痛の場合には、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫などが原因となります。

頭の痛みになりますが、痛みの種類や箇所、頻度など様々な症状があります。その症状により治療方法も異なります。二次性頭痛の場合には生命に関わりますので、頭痛の場合にはご自身で判断されることなく、専門的な医療機関で検査・受診されることをお勧めします。

片頭痛の治療に用いられる主な薬は、トリプタン製剤、鎮痛薬、予防薬があります。2021年からは片頭痛発作を予防する注射薬（抗CGRP抗体薬）を取り扱っております。片頭痛の一般治療を適切に行っても日常生活に支障をきたしている場合は注射をご提案させていただいておりますので、一度ご相談ください。

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